萩乃露の最高峰「至福(しふく)」が純米大吟醸にグレードアップ。装いも新たに
新登場します。
最高品質の酒米「山田錦」を使用。醸造後は低温冷蔵庫で2年間貯蔵することで
磨き上げた、なめらかで上品な、味わい深さが身上です。
「至福」は日本酒最大のコンテスト「全国新酒鑑評会」に向けて醸造する純米大吟醸
です。実は「全国新酒鑑評会」には一般的に醸造アルコールを使用する大吟醸酒が
出品されます。萩乃露も4年前までは醸造アルコールを使用した大吟醸を出品して
いました。
これはコンテスト特有の特徴で、ひたすら何十点も連続してきき酒しますので、醸造
アルコールを使用した大吟醸酒の方が香りが立ちやすく、口当たり良く感じられ、
高い評価を得られやすいからです。
一方で醸造アルコールを使用しない純米大吟醸は、香り立ちが上品で、お酒本来の
味わい深さが特徴ですが、その良い特徴がコンテストのきき酒評価では評価されず
むしろ悪い評価をされることが多いからです。
問題は、日本酒は本来食事と共に楽しめるものですが、醸造アルコールを使用した
「全国新酒鑑評会」出品大吟醸酒の多くが、香りが高すぎ、甘みが強すぎるのです。
これでは、お酒だけを楽しむのであれば良いのですが、食事に合わないのです。
萩乃露では食事と共に楽しめる日本酒を造り続けるべきだと考え、3年前から醸造
アルコールを使用した大吟醸酒の醸造を止めました。
そして「全国新酒鑑評会」にも純米大吟醸を出品しています。技術的にも難しく、
きき酒で高い評価を得られにくいため「金賞」受賞の難易度は上がります。しかし、
食事と共に楽しめて、しかも「全国新酒鑑評会」でも高い評価を得られる純米大吟醸
を目指し、チャレンジを続けていきます。
希望小売価格 1.8L 10,000円、720ml 5,000円(消費税別)。