「芳弥(よしや)」。弊社の屋号「芳野屋 弥平(よしのや やへい)」を縮めて、地元の方は弊社をかつてこう呼びました。今でも弊社の当主は「弥平」の名を襲名し、創業以来8代270年の歴史を刻んでいます。
そんな「芳弥」の名を冠したお酒が本年20周年を迎えます。
「芳弥」は、萩乃露が仕込水に真正面から向き合うことから生まれたお酒。
弊社は比良山系の伏流水を使っています。口に含むとほんのり甘みを感じる超軟水で、萩乃露の味わいを決定づけています。その萩乃露を生み出す水のポテンシャルをいかに活かして酒造りをするかというテーマを持って、このお酒に取り組んできました。
水に向き合うことは、風土に向き合い、萩乃露とは何者かというアイデンティティを問うことに繋がります。この萩乃露の根幹に向き合う取り組みを通して、創業の精神をいつまでも忘れないためにこのお酒を「芳弥」と名付けました。
普段蔵出ししている「芳弥」は3~5年の貯蔵熟成を経ることで、円熟した味わいをまとっています。これが国内外のコンテストで高く評価され続けてきた理由です。
そして、どんなお酒でも熟成を経て見事に美味しく変化するわけではありません。できたて、しぼりたての段階から上質であるからこそ、時に磨かれるのです。ですから実は、「芳弥」はできたて、しぼりたての段階で素晴らしい美質を持っています。しかし20年間出荷の機会がなく、その美味しさを実感できるのは私たち蔵元だけでした。
今回「芳弥」20周年を記念し、門外不出のできたて、しぼりたての「芳弥うぶ」を完全予約制で出荷いたします。予約〆切日前の早期完売も予想されますので、お早めにご予約ください。
さらに、現在出荷中の5年熟成の「芳弥2017」と飲みくらべていただきますと、それぞれの魅力を実感し、熟成の不思議をお楽しみいただけると思います。
●特別純米 芳弥2017 1.8L 3,300円、720ml 1,760円
●特別純米 芳弥2022(うぶ) 1.8L 3,300円、720ml 1,760円
●1.8Lのみくらべ(2017、2022 各1本) 6,600円
●720mlのみくらべ(2017、2022 各1本) 3,520円
※すべて消費税込の価格です。
※「芳弥2017」は即出荷可能です。
※のみくらべは4月22日出荷開始となります。