「雨垂れ石を穿つ」の夏の限定酒が5月31日から新登場します。
「渡船(わたりぶね)」は酒米の名前。
全国でも栽培は珍しい品種ですが、実は酒米の王様「山田錦」の父親系品種として酒通や蔵元の間ではよく知られます。
「渡船」は滋賀県が発祥の酒米。萩乃露では「渡船」の復活栽培に地元高島市で取り組んできました。当初わずか7gの種籾から栽培を始め、収穫できた米を苗にし、田植えをする。こうして毎年栽培を繰り返し、この度初めて「雨垂れ石を穿つ」の仕込をすることが出来ました。毎年少しずつしか進まない気の長い歩みですが、収穫できる「渡船」の量と質が確実に上がり、成果に繋がっていると感じます。
「渡船」は力強いお米の味わいが感じられるのが特徴です。
江戸時代後期に行われた古の醸造法「十水仕込(とみずしこみ)」を用いることで「渡船」の特徴がより際立って感じることができます。「雨垂れ石を穿つ 渡船」はしぼった後は生酒の状態で0℃で貯蔵し、瓶詰前に低温殺菌を施した生貯蔵タイプですので、「雨垂れ石を穿つ」ならではの濃醇な深い味わいと生酒を思わせる若々しさが感じられる、きれいに味わいが膨らむ仕上がりです。
数量限定、取り扱い店限定ですので、お近くの取扱店などはお問い合わせください。
1.8L 3,465円、720ml 1,898円(消費税込)