江戸時代に行われていた醸造法「十水仕込」が生み出す濃醇にして爽やかな驚きの美味しさでご好評いただいております「雨垂れ石を穿つ」。11年目となる本年、更に美味しくなった新年度醸造分の蔵出しを開始いたします。
「雨垂れ石を穿つ」はしぼるとすぐに瓶詰し、貯蔵熟成を通じて時間をかけることでまろやかに調和した味わいに仕上げために一定期間寝かせるというとても手のかかる商品管理を行っています。
昨年までは土蔵造りの酒蔵で貯蔵熟成をしていました。しかし、昨今夏の暑さの厳しさを皆さんも実感されていらっしゃると思いますが、この影響を受け、土蔵造りの蔵の中の気温も近年は上昇していました。
実は熟成の度合いは温度に影響を受けます。気温の変化は、醸造後の味わいの変化に影響を与えます。そのため、お酒の理想的な熟成温度を維持し、更に美味しい味わいに仕上げるため、新冷蔵熟成施設を整備いたしました。令和5酒造年度の仕込及び貯蔵では、例年よりも低温で貯蔵熟成することで、より濃い旨みと透明感のある、たいへん飲みやすい味わいに仕上げることが出来ました。
是非更に美味しくなった「雨垂れ石を穿つ」をお楽しみください。